毎日、ちゃんと更新してる。お知らせも書いた。ブログも投稿した。SNSにもシェアした。
やることはやってる。サボってない。
それなのに、ふと手を止めた瞬間に、こんな気持ちが湧いてきませんか。
……これ、ただ回してるだけじゃないか?
昨日と今日で、何が変わったのか。先週より、どこかに近づいているのか。
一生懸命更新している”はず”なのに、自分だけがずっと同じ場所で足踏みしている気がする。
「ちゃんと更新してるのに…」という感覚がじわじわ削られる
この感覚がしんどいのは、「何もしていない」わけじゃないからです。
- 毎日WordPressを開いている
- 投稿も公開している
- 誰かに見られている(はず)
だから余計に、誰にも言えない。
「毎日更新してるのに、前に進んでる実感がないんです」
そう言った瞬間に、
- 何がしたいの?と聞かれそう
- 目標がないからでしょ、と言われそう
- 更新するだけじゃダメに決まってると思われそう
そんな気がして、口をつぐんでしまう。
結果、 自分の中だけで、この虚しさが育っていく。
前に進んでないわけじゃない。でも、そう感じてしまう理由
ここで、一つだけはっきりさせておきます。
あなたは、前に進んでいないわけではありません。
それでも「前に進んでる実感がない」のは、この仕事の構造が、そう感じさせるようにできているからです。
理由① 「更新すること」が目的になってしまう構造だから
Web担当者の仕事は、いつの間にか「更新すること」そのものが目的にすり替わります。
- 更新しないと怒られる
- だから更新する
- 更新したら、とりあえずOK
この繰り返しになると、「何のために更新するのか」が消えていく。
登山で言えば、歩くこと自体が目的になって、どこに向かっているか分からなくなった状態です。
歩いてはいる。でも、
今、どこに向かってるんだっけ?
が分からない。
だから、前に進んでいる実感も持てない。
理由② 「更新」は積み上がらない行為だから
更新という行為は、基本的に「維持」であって「前進」ではありません。
- 更新しても、過去の投稿は埋もれていく
- お知らせは、時間が経てば古くなる
- 新しいページは、探されなければ存在しないのと同じ
これって、かなり残酷です。
どれだけ更新しても、「やった分だけ前に進む」という感覚が得られない構造になっている。
水を汲んでも汲んでも、底が抜けたバケツに入れているような感覚。
そりゃ、前に進んでる実感なんて持てなくなります。
理由③ 「前に進む」の定義が、誰も教えてくれないから
そもそも、「前に進む」って何でしょうか。
- アクセスが増えること?
- 問い合わせが増えること?
- 上司に褒められること?
- 自分が成長すること?
実は、誰もそれを定義していません。
定義されていないゴールに向かって走り続けても、
前に進んでいるかどうか
は、誰にも分からない。
これで「前に進んでる実感を持て」という方が無理です。
「私のやり方が悪いのかも」と思ってしまう瞬間
こういう構造の中にいると、人はだんだん、こう考えるようになります。
- 私の更新の仕方が悪いのかな
- もっと効果的な方法があるのかな
- 更新だけじゃダメなのかな
でも、それは違います。
あなたが感じている虚しさは、”異常”ではなく”正常な反応”です。
この環境にいて、何も感じないほうが不自然です。
じゃあ、この虚しさとどう付き合えばいいのか
この感覚を「消す」「我慢する」「慣れる」必要はありません。
大切なのは、 この状態で取れる選択肢が、実はいくつもある と知ることです。
ここからは、正解ではなく、選び方の話です。
選択肢① 「何のために更新するのか」を一度、言葉にする
今まで、あなたはこうしてきたかもしれません。
- なんとなく更新しなきゃいけない気がして
- なんとなくお知らせを書いて
- なんとなく公開してきた
でも、本来これは 目的のない行為ではないはずです。
できることの例
- 「この更新は、誰のため?」と自分に問う
- 「今日の更新で、何が変わるといいと思ってる?」と書き出す
- 完璧じゃなくてもいいから、目的を一つ決めてみる
更新の意味を取り戻す、という選択 です。
選択肢② 「前に進む」を自分で定義し直す
前に進んでいないのではなく、 「前に進む」の定義が曖昧なだけ というケースは、本当に多いです。
できることの例
- 「今月は、この1ページだけ丁寧に作る」と決める
- 「アクセス数じゃなくて、自分が納得できる文章を書く」と決める
- 成果じゃなくても、「私はこれを前進と呼ぶ」と決める
誰の許可もいりません。 自分のために、定義する。
それだけで、感覚は少し変わります。
選択肢③ 小さな変化を記録してみる
「前に進んでる実感がない」のは、 変化が見えないから です。
できることの例
- 今月やったことを3つだけ書き出す
- 「先月と比べて、変わったこと」を一つ見つける
- 数字じゃなくても、「自分の変化」を残す
誰に見せなくても構いません。 自分が前に進んでいることを、自分で確認する。
それだけで、虚しさは少し和らぎます。
選択肢④ 「更新しないという選択」も視野に入れる
これは、とても大事な選択です。
- 毎日更新することが正しいとは限らない
- 更新しない日があってもいい
- 「今は更新より、別のことをする時期かも」と考えてもいい
できることの例
- 1週間に1回だけ、じっくり更新する
- 更新の頻度を減らして、質を上げる
- 「今月は更新をやめて、サイト全体を見直す」と決める
更新しないことも、立派な選択 です。
最後に:Web担当者のあなたへ
「毎日更新してるのに、前に進んでる実感がない」
この感覚は、あなたが真剣に向き合ってきた証拠です。
適当にやっていたら、こんな虚しさは生まれません。
あなたには、いくつもの選択肢があります。
今すぐ決めなくてもいいです。もちろん、全部選ばなくてもいいです。別の選択肢もあります。
ただ、
私は、選べる立場にいる
そのことだけは、忘れないでください。

Web担当者の仕事って、外から見ている以上に、やることが本当に多い仕事です。
範囲は広いし、覚えることも終わらない。しかも「これをやればOK」という正解がない。
更新作業って、意外と時間を取られてしまうのに、なかなか効果を実感できない。
やってもやらなくても変わらない気もするけど、「仕事だから」とがんばっていたり、ブログやSNSの「毎日更新」をがんばってるけど、疲れてしまっている人も多いですよね。
「育ってる気がしないんです」「前に進んでいる気がしないんです」
この感覚、相談を受けていると、本当によく聞きます。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。あなたの気持ちが、少しでも楽になっていたら嬉しいです。
もし、もう少し現状を整理したくなったとき、誰かと話してみたくなったときは、またこのサイトを思い出してもらえたら嬉しいです。
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