別に、誰かに怒られたわけじゃない。
上司から叱責されたわけでもない。外注先から文句を言われたわけでもない。
それなのに、なぜか、ずっと責められている気がする。
「もっとちゃんとやらなきゃ」
「これじゃダメだ」
「早くしなきゃ」
そんな声が、頭の中でずっと鳴り続けている。
誰も何も言ってないのに、なんでこんなに苦しいんだろう
仕事としては、普通に回っている。トラブルも起きていない。
なのに、心だけが、ずっと追い詰められている。
見えない”責める声”が、一番しんどい
この感覚がつらいのは、誰と戦っているのか分からないからです。
- 上司に怒られたなら、謝ればいい
- ミスをしたなら、直せばいい
- 誰かに文句を言われたなら、対応すればいい
でも、今あなたを責めているのは、誰でもない。
だから、どこに謝ればいいのかも、何を直せばいいのかも、分からない。
分からないまま、自分だけが、自分を責め続けている。
そして、それを誰にも言えない。
「誰にも怒られてないのに、ずっと責められてる感じがするんです」
そう言った瞬間に、
- 気にしすぎだと思われそう
- メンタルが弱いと思われそう
- 被害妄想だと思われそう
そんな気がして、口をつぐんでしまう。
結果、自分の中だけで、この苦しさが育っていく。
あなたを責めているのは、あなたじゃない
ここで、一つだけはっきりさせておきます。
あなたが勝手に自分を責めているわけではありません。
この「責められてる感じ」は、この仕事の環境が、そう感じさせるように作られているからです。
理由① 評価の基準が見えないから、常に不安が残る
Web担当者の仕事には、「これをやったらOK」というラインがありません。
- どこまでやれば合格なのか、分からない
- 何をすれば認められるのか、明確じゃない
- 「ちゃんとやってる」の定義が、誰も教えてくれない
マラソンで言えば、ゴールの位置が見えないまま走らされている状態です。
どこまで走っても、
これで足りてるのか?
が分からない。
だから、走り続けても、「まだ足りない」という不安だけが残る。
その不安が、やがて「責められてる感じ」に変わっていきます。
理由② 周囲の無関心が、「評価されていない=ダメなんだ」に変換される
Web担当者の仕事は、成功しても褒められず、失敗したときだけ言及される構造になっています。
- 更新しても、誰も何も言わない
- 改善しても、気づかれない
- うまくいっても、「当たり前」で終わる
この「無反応」が、だんだん「やっても意味がない」→「私はダメなんだ」という思考に変わっていく。
他人は何も言っていない。でも、その沈黙が、無言の否定に聞こえてしまう。
そして、あなたは自分を責め始めます。
理由③ 「もっとできるはず」という期待が、常に上乗せされるから
さらに残酷なのは、どれだけやっても「次」が用意されることです。
- 更新した → 次はSEOもやろう
- SEOやった → 次は広告も試そう
- 成果が出た → もっとできるよね
終わりがない。
階段を一段登っても、また次の階段が現れる。
その繰り返しの中で、
私、ずっと「足りない人」なんだ
という感覚だけが、積み重なっていく。
誰も直接責めていないのに、環境そのものが、あなたを責め続けている。
「もっと強くならなきゃ」と思ってしまう瞬間
こういう状況が続くと、人はこう考えるようになります。
- 気にしすぎる自分が悪いのかも
- もっと鈍感になればいいのかも
- メンタルを鍛えなきゃ
でも、それは違います。
あなたが感じている苦しさは、弱さではなく、正常な反応です。
この環境にいて、何も感じないほうが不自然です。
じゃあ、この「責められてる感じ」とどう付き合えばいいのか
この感覚を「気にしない」「慣れる」「無視する」必要はありません。
大切なのは、この状態で取れる選択肢が、いくつもあると知ることです。
ここからは、正解ではなく、選び方の話です。
選択肢① 「私、責められてる気がしてるんです」と言葉にする
今まで、あなたはこうしてきたかもしれません。
- なんとなく自分の中で処理して
- なんとなく我慢して
- なんとなく乗り越えようとしてきた
でも、本来これは一人で抱える感覚ではありません。
できることの例
- 「最近、ずっと責められてる気がする」と誰かに言う
- 「何が正解か分からなくて、不安なんです」と伝える
- 完璧に説明できなくても、感覚だけでも出してみる
これは弱さではありません。 感覚を、外に出す選択 です。
選択肢② 「誰も何も言ってない」という事実を確認する
責められている気がするのは、実際に責められているからではなく、不安が作り出した感覚かもしれません。
できることの例
- 「実際に誰かに何か言われたか?」と自分に問う
- 「今日、誰かに怒られた?」と記録してみる
- 事実と感覚を、分けて見る
事実を確認するだけで、少し楽になることがあります。
選択肢③ 「これ以上やらない」というラインを決める
終わりがないから責められる感じがするなら、 自分で終わりを作る という選択もあります。
できることの例
- 「今日はここまで」「今週はここまで」と自分で区切る
- 「これ以上は求められても断る」と決める
- 「今はこれだけで十分」と自分に言う
自分を責めないことも、立派な行動です。
選択肢④ 環境に問題があると認める
これは、とても大事な選択です。
- 評価基準が曖昧な環境
- 褒められない環境
- 終わりのない環境
この条件が揃った場所にいたら、「責められてる感じがする」のは当然です。
できることの例
- 「これは私の問題じゃなくて、環境の問題だ」と認識する
- 「この環境では、誰でもこうなる」と考える
- 環境を変える選択肢も、視野に入れる
自分を責めるのをやめることが、最初の一歩です。
最後に:Web担当者のあなたへ
「誰にも怒られてないのに、ずっと責められてる感じがする」
この感覚は、あなたが真剣に向き合ってきた証拠です。
適当にやっていたら、こんな苦しさは感じません。
あなたには、いくつもの選択肢があります。
今すぐ決めなくてもいいです。全部選ばなくてもいい。
ただ、
自分を責めなくてもいい
そのことだけは、忘れないでください。

Web担当者の仕事って、外から見ている以上に、やることが本当に多い仕事です。
範囲は広いし、覚えることも終わらない。しかも「これをやればOK」という正解がない。終わりの見えない仕事だからストレスになってしまうことも多いです。
ネットで検索すれば何でも情報を得られるけど、調べれば調べるほど、自分がやってる仕事に自信を持てなくなったり、もっと頑張らないと…ってプレッシャーを感じてしまったりもするものです。
「ずっと責められてるような感覚」
相談を受けていると、よく聞きます。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。あなたの気持ちが、少しでも楽になっていたら嬉しいです。
もし、もう少し現状を整理したくなったとき、誰かと話してみたくなったときは、またこのサイトを思い出してもらえたら嬉しいです。
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